上高地でスノーキャンプ その後・・

まー。ほんと、日曜日の天気には参りました。^^;

天候に恵まれた初日でしたが、夜になると少しずつ雲に覆われ、星もすっかり隠れてしまったので、星撮影は素直に諦めて9時過ぎに就寝。一応、目覚ましを3時にかけて写真撮れそうだったら、挑戦しようと思ってました。

・・・が、写真なんて、とんでもない。
眠りについてから少しすると、強風&テントをたたく雨の音。しかも、雷のデカイ音もドーンと響く始末。
予想はしてたけど、予想以上。
風に大きく煽られるテントを大丈夫かなーと、心配してる割には、結局ぐっすり眠って、8時まで熟睡してた私。
起きてみると、前日から8グループ程、張られていたテントが半分位になってました。
みなさん、この風&雪のなか、テントを撤収して出掛けて行かれたのだと、驚き。。スゲー。。

その後、ダラダラとテントで過ごす2人ですが、一向に止まない風&吹雪。雨だと思ってたのも、途中から雪に変わったらしく、土曜日に地肌が見えていた小梨平キャンプ場を少しずつ白く埋めていきます。
・・・が、頻繁に起こる突風に煽られ、地吹雪となって消える雪も多かったと思われます。

この状況で歩きに行くつもりもないので、とりあえずテントで待機。もし、好転すれば、徳沢辺りまで行けたらいいなー・・と、サブバッグに荷物を積めて準備だけはしておりましたが、結局、その準備が日の目を浴びることはなく、1日が終わってしまいました。

途中、何度か外に出掛けて写真なども撮りましたが、常に吹く強風に混じっての突風がすごかったです。かがまないと、体が持って行かれる事もしばしば。
小梨平キャンプ場内の河原に出る小さな橋も、向かい風の突風時は渡ることもできませんでした。

ウチは、何とか大丈夫でしたが、誰もいないテントが風に煽られて飛んでいきそうになる風景や、自立式じゃないシェルターで苦労されてる方もチラホラ。
雨、雪よりも風が一番怖い・・。身に染みて感じた日でした。

風に煽られるテント内はこんな感じでした。↓↓



そんな感じで、小梨平から出ることもなく過ごした日曜日。
翌日は、気温は下がるけど、穏やかになる予報だったので、夜には雲がすっかり晴れて満点の星空が見れるかもー!って期待してましたが、予想以上にしぶとく居座る悪天候。。
結局、夜の9時頃になっても、空は晴れず、風はかなり収まったものの、たまに吹く強風はまだ続いておりました。

一旦眠りにつき、再び夜中3時に外に出てみましたが、まだ微妙。少し星が見えるようにはなってきてるけど、ガスが濃い状態。雪もまだ降り続いておりました。
もう一度寝て、最後のチャンスで4時に出てみると、まだ雪は降ってましたが、少しマシになっていたので、星撮影してみましたが、やっぱガスに邪魔された写真になっちゃいました。。
しかも、風はまだ少し吹いてて、三脚倒れるかもー!ってヒヤヒヤする場面もあったり。^^;

その後、明るくなり始め、時間が経つにつれて、どんどんガスが晴れていく空。
もうちょっと早い段階で晴れてくれたらー!!とも、思いましたが、明るい時間帯に、穂高の稜線が少しずつ顔を出していく様子を、じっくり味わうことが出来たので、これもヨシといたします。
何より、喜ばしかったのは、この日の完璧な青空!初日のモヤッとした青とは違って、澄み切った青空が広がって大満足!気温はマイナス10度位だったと思いますが、風が止んだので、そこまで寒さを感じない朝でした。

もう少し時間に余裕があれば、最終日に明神位まででも行ければ良かったんですけど、3連休の最終日で、高速の渋滞、車の移動時間を考えると、12時25分中の湯発の平湯行きに乗りたいので、早めに撤収して帰ることに。
ちなみに、その次のバスは15:05発、その次は最終の18:35発があります。
家が近かったら最終バスに乗って帰ったり出来るんだろうけど、大阪まで帰ることを考えるとどうしても、弱腰になっちゃう2人です。。

一応、4時に起きたんですが、のんびりし過ぎてて、気づいたら7時。
8時半には出発する予定だったので、慌てて、テント内を片付けて、撤収準備。
フライは外からの雪と、中の結露が凍った状態だったので、ドライバッグに。
若干結露のあったインナーは、スリーブに通したポールとくっついてしまってた箇所もありましたが、手で温めたりしながら、ゆっくりポールを外し、ビニール袋に入れたスタッフザックに入れてパッキング。
ペグは、スコップで掘り起こし、凍った雪を少しずつ蹴ったり、スコップでいじったりしながら回収。木片含め、一本残らず回収できたので、良かったです。^^

その後、眺めの良いベンチで朝食を食べてから、9時前に中の湯に向けて出発。初日と全く同じ道のUターンだったけど、少しだけ積もった新雪もあって、気持ちよい歩きとなりました。

ちなみに、帰りはスノーシュー装着。
予想通り必要ありませんでしたけど、とりあえず使う機会を作れて良かったです。(笑)

大正池では、再び焼岳の雄姿に感動したり、のんびり景色を見ながら帰ってきたつもりですが、ちょっと早め。
ビールが減って軽くなったせいでしょうか。(笑)

そんなに早く帰っても、バス待たなあかんしーって言いながら、休憩を含みつつ歩いてましたが、あっという間に釜トンネル。
そうそう!釜トンネルを歩いてたら、ヘッドライトを装着してない男性が後ろから走ってきて、本気で怖かったです。^^;
二日目の強風よりも、この時が一番怖かった。
暗闇で足音がすごい速さで後ろから近づいてくるって想像以上に怖いですよ。。
釜トンネルでは、「僕、走ってまーす」って、大声で言いながら走られることをオススメします。(笑)

そんな事もありながら、釜トンネルを出たのは、午前11時20分。結局、バスの時間より1時間も早く到着してしまいました。。
ゲートの外には、タクシーが何台も停まってたので、きっと予約済みだろうと思ったら、出待ちタクシーだったようで、
「どこまで行くの?バスもまだだし、乗っていったら??」
と、ハイエナのように、近づいてきます。^^;
平湯までだと伝えたら、4500円とか言うんですよ!!
高すぎるわー!
何度もしつこく言ってくるので、「2000円にしてくれたら乗ってもええで」と言ったら、誰も相手にしなくなりました。(笑)

停留所の前で待とうと思ったけど、風の通り道でめっちゃ寒い。。再びトンネル前に戻って、中の湯売店で、コーヒー飲みながら待たせてもらい、無事に12:25初のバスに乗ることができました。




























帰りは、予想通りの大渋滞でしたが、京都からは3/20に新しく開通した高速道路の恩恵を受けて、予想より1時間は早く帰ってこれたとんじゃないでしょうか・・。
これで、本線の渋滞も解消されたらいいのにねー。

今回、天候にも振り回されましたが、ずっと行きたかった冬の上高地を満喫することが出来て、とっても嬉しかったです。
そして、NEWテントのTerra Nova/Ultra Hyperspaceの風耐性が検証できたのも良かったなー!多少の風でも、大丈夫なようで、安心いたしました。
そして、期待通りの素晴らしい景色も拝めたし、今回行けなかった場所は、次の機会の楽しみにもなることでしょう。

また来年も行ってみたいな!^^

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上高地でスノーキャンプ その後・・” に10件のコメント

  1. Unknown
    この二日間のギャップはとってもうれしいね~
    お得感があるように私は感じてしまうわ。
    前日のなんかすっきりしない晴れ空に比べ3日目の透き通った青空には付加価値がついちゃいます。
    釜トンネルの噂は、しらないほうがいいかもね~

    にしても前回のコメント、想像付くって失礼やな~言葉がたりん過ぎて最近いやになります。
    ちょっと先になって賞味期限切れの記事をアップするつもりではいるけど、
    私らも時折すんごい吹雪の中でのスキーだったので、あれを想像しておりました。即日の雪が数センチってことはうちらのいたところより風が強かったのかな。
    んでも新雪はほんまに気持ちいいね~
    穂高はやっぱり雪をかぶった姿が似合いますね。
    いつかこの目で見れたらいいな~

  2. 穂高連峰綺麗だなぁ~
    人の居ない冬の上高地で、強風にテントで
    停滞とは苦痛の一日だったことでしょう~

    その甲斐あって翌日は見事な快晴でしたねぇ~
    穂高の峰々が眩しいくらい輝いて見えますね。

    こんな景色を見せられたらぜひとも
    一度は行ってみたい~

  3. Unknown
    ななんと、この日この場所へ行ってたんですね…
    ワタクシがやり取りしているtori某ってひとも行ってたんですよー!
    確認してみると、しっかりTerraNovaを確認しておりましたw

  4. コメントありがとうございます!
    ☆おちょぼぐちさん☆

    確かに、三日目の青空は最高に気持ち良かったです。
    でも、やっぱ二日目に散策したかったなー・・と欲が出る部分もあったりします。
    あと、もうちょっと早く晴れてくれたら、星ももっと楽しめたかと思うと、それが
    残念やったわ。

    釜トンネル・・ほんまに、怖いで。^^;
    走るのだけは止めてほしいわ。
    歩いてる時に、一回だけ車通ってんけど、その時の排気ガスもひどかったわー。
    車の落としたら、絶対息止めてやり過ごすように!

    スキー記事、楽しみにしてるわー。
    早くアップしてくださーい。

    >>穂高はやっぱり雪をかぶった姿が似合いますね。
    確かに、あれはキレイやったなー。
    新緑の時期の緑と、残雪も好きやけど、今回初めて雪の姿を見て、
    キレイだなーと改めて思いました。

    天候さえ選べば、上高地は全然行けると思うよー。
    小屋は閉まってて、水はないけど、冬期用のトイレもあるし、快適でした。

    スノーシュー購入した暁には是非是非ー。

    ☆tekapoさん☆

    二日目の停滞は、予想通りではあったんですが、ちょっとビックリしました。><
    テント内に、ずっといると体が冷えちゃうので、それが辛かったですが、
    良い読書タイムになりました。

    ただ、こういう状態でしたが、無人のテントもあって、歩きに行かれてるグループも
    何組かいらっしゃいました。
    ただ、テントが吹き飛ばされそうになってるとこもあって、こちらがドキドキしましたけど。^^;

    三日目は、本当にスッキリ快晴で気持ち良かったです。
    白く輝く穂高は本当にきれいでしたー。

    いつか、テカポさんも、息子さんと、テント泊でどうですか??
    きっと、テカポさんが行かれる時は、晴れそうな気がするなー。^^

    ☆いのうえさん☆

    そうなんです!

    私も、toriさんの記事読んで、ビックリしてたとこでした。^^

    夕方頃に、ハバが設営されてるなーと思ってたんですが、
    あれが、toriさんだったのですね。

    夜中に、ハバの方向でヘッドライトが右往左往してたんですが、
    記事読んで、納得しちゃいました。^^;
    続き、気になってる次第です。

  5. Unknown
    天気は残念でしたがこれはこれで素晴らしい景色ですね!

    それにしても風に強いテントですねー!
    まわりに雪をのせてるせいもあるのでしょうが頼りがいが
    ありそう!

    ワタシもこの日、アメニティで寝てたんですがドワーっと
    風が吹くたびにサイドウォールが顔の前にあって・・・(笑)
    結局朝まで熟睡できませんでした。

    この悪天候の中、ダウンリバーとは!!
    >>ボランチ素材集、募集中です
    結局名前だしちゃってるし(笑)

    素敵な景色ありがとうございました~

  6. 参りました。
    うォッ!序盤とは・・・
    最後から見たけど(笑)何も無かったから
    無防備で進んでたから迂闊にも社内で大笑いしてしまいました^^;
    下ってたはずなのに上流に行っちゃう所がツボです。
    フリ~フォローまでスゴいな。感動しました。
    大阪人の凄みを実感。もう戦わない事にします^^

    でその後のギャップ。掃き溜めにナントカって感じで(Vさん失礼)
    新雪の穂高がよりいっそう厳かに感じました。白が鮮烈!
    こんな嵐の後じゃないと見れない風景ですよね~。穂高もVさんも(笑)
    行った甲斐がありましたね。
    希少なシーン楽しまさせていただきました。

    で、見ちゃったんですね。
    釜トンネルを無灯火で走る男性・・・
    ヘッドライトが無い時代の人っていう話しも。ワラジ履いてませんでした?
    あ。無かったのかな?>足(怖)

  7. 晴れ♪
    こんにちは~^^
    強風と、雷。。ワタシは雷が何より怖いのです。。
    風もこの日は半端じゃなかったですよね。

    でも 3日目の晴れ、良かったですね~!!
    私たちも綺麗な写真が見れて良かった良かった(*^^*)

    雪の時期の小梨平、ホント行ってみたいんですが、トンネルの怪は怖そうです~

  8. コメントありがとうございます!
    ☆あいパパさん☆

    二日目は厳しい天候でしたが、好転して良かったです。^^

    テント強い奴で安心しましたー。
    見た目は地味ですが、これからも長い付き合いになりそうです。

    あいパパさんも、ランステがえらいこになってましたねー。><
    予報で、強風、雨って脅されてはいましたが、ここまでだとは
    思ってなくて、驚きでしたよねー。。

    帰ってから、各地の状況がめっちゃ気になってたけど、今回の風で、
    被害に合われた幕帯も結構あったようで。。
    やはり、全国規模で強風だったのですね。。

    そんな中、ダウンリバーされてたVさんは、ほんとすごいですよねー。(違)

    いつか、怒られるんじゃないかと、内心ヒヤヒヤしながらアップしてるんですよ。^^;

    >>素敵な景色ありがとうございました~
    コチラこそ、読んでいただいてありがとうございました。^^

    ☆バロンパパさん☆

    また、最後から見たなー!!(笑)

    いやぁ。。今回は、見事にVさんがピッタリと当てはまる状況だったもんで、
    いつか、やろうと思ってた構想が形にできました。(爆)

    ただ、ひとつお詫びです。。

    どうしても、手持ちに最適のV素材がなくて・・
    BLOG! Life with dogから、ちょっと拝借させてもらいました。><
    ほんとは、アップ前に言わなきゃーと思いながら、言ったらバレるしーって
    悩んだ末、無断拝借させてもらったんです。。
    すいまんせん。><

    だから、笑ってもらえて、ホッとしたわ。^^:
    今度拝借する時は、先に言いますー。

    まぁ、Vさんの登場にも驚きましたが、翌日の穂高の白さにも感動でしたー!
    しかも、最初ガスってるのに、どんどん見えてきて、見惚れました。^^
    ほんと、行って良かったですー。
    Vさんも言ってませんでした??(←しつこい^^;)

    >>釜トンネルを無灯火で走る男性・・・
    でたー!!
    ヒドイ。(泣)
    そんな思考全然なかったのにー!><
    足もあったもん!(笑)
    でも、トンネル出てから、どこに行ったか不明・・・。
    って、騙されへんでー!

    >>もう戦わない事にします^^
    よう言うわー!
    しっかり、最後に落としてくるやんかー!
    こっちが、負けるわ。><

    ☆piyo-mamaさん☆

    雷は、どでかいのが2回ほど鳴った記憶があります。
    怖かったけど、音の方が速度が遅いから
    「ゴロゴロー」と、爆音が聞こえてる時は、既に別の場所に落ちてて、
    自分に被害がないってことらしいので、音が聞こえてる間は、安心
    してました。
    ってのも、変な話ですけど。^^;

    三日目は、とびきりの天候でしたー!
    ほんとに、良かったです。^^
    パパさんのコメントに書いてもらったのですが、同じ計画されてたようですね!
    もし、来られてたら、一緒に穂高の白い絶景が楽しめたのになー!^^

    きっと、二日目は呑み続けてたことでしょう。(笑)

    トンネルはヤバイですよ。
    を無灯火で走る男性が出ますから。(笑)

  9. Unknown
    こんにちは!
    見逃してた!!!

    怒ってないですよーーw
    なんだろうこの嬉しさは(笑)

    しかし合成技術に磨きがかかってるし(^^
    水面に映る逆さVさん すげーー(笑)
    つか半袖じゃないですか!!!w

    求ム素材集! ですねw 
    意外と本人はもってなかったりしますから(^^;

    OKONOMIブロメグ目が離せない!

    あw 本文に触れてないや(笑)

  10. コメントありがとうございます!
    ☆ボランチさん☆

    勝手に登場させてて、すいません。^^;

    今度から、登場させてる時は、匂わせますので、
    読みにきてね。(笑)

    合成術やるでしょー。^^

    横向きのは、かなり上手くできたので、本気にされたらどうしよう!
    って焦りました。^^;
    ぷぷ、半袖ですねー!
    気づかなかった!
    確か、この日は、ならまたの時だと思います。(笑)

    えっと、あの画像探すために、ボランチさんのお友達のブログ、
    めっちゃ徘徊しましたよ。
    あの時のボランチさんの服装は・・って、言えそうです。(爆)

    本文は、ま、普通なんで、こんな感じのコメントサイコーです。

    ありがとうございました。^^

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