久しぶりに熊野川を漕いできました。

ちょうど1年ほど前、紀伊半島を襲った台風１２号。

その被災地のひとつである熊野川。
その被害は非常に大きなものでした。

テレビやインターネットなどで、被害の様子を見るたびに心が痛み、何とか、大好きなこの地域が復興して欲しいと、生まれて初めてボランティアに参加した災害でもありました。

そして、あれから1年。

いまだに、行方不明の方や、仮設住宅で住まれてる方もいらっしゃったりと、なかなか復興が進まない地域もありますが、建物が流されてしまったジェット船の乗船場のドライブイン志古も新設オープンされたり、復興に向けて着実に動いてる紀伊半島。

なかなか、訪れる機会が作れなかったのですが、テカポさんから、熊野川ダウンリバーのお誘いをいただき、やっと、出向くことができました。＾＾

ダウンリバーは日曜、漕ぐ区間は田戸から小川口まで。

ご一緒するのは、テカポさんと初めましてのkappaさん、お二人は土曜日も漕がれてましたが、ウチは土曜日が仕事だったので日曜の参加のみ。

日曜の早朝に田戸で合流して準備にいそしみます

準備完了後、まずは上瀞に向けて漕ぎあがります。

前をゆくのはテカポさん

ジェット船が来る前に静かな瀞峡を漕ぎたい！という事で、早めの集合でしたが、大正解。

静寂の中、岩壁に囲まれながら進むのは本当に気持ち良かったです。

初めての上瀞。下瀞よりも秘境感高し

年季の入ったフジタカヌーを乗りこなすkappaさん。

こちらの小さな滝でUターン。小雨が降りだしましたが、暑かったので気持ち良い位でした

ここからは、流れにのって進行方向へ。

下瀞にはいって少し進むと姿をくらましたテカポさん。

探すと目の前の大きな岩の上で写真撮ってくれてました！

裏から登れるよーと教えてもらったので、私も登ってみました。

濡れてなければ、左の垂壁からの登れたんですけどねｗｗ

上から見ると川のグリーンがさらにキレイに見えました

この後も、くぐり抜けルートがあったりと、見どころ満載の瀞峡です。

ええカチやな～って言いながら岩壁触りまくりのホーリー。

あんた、岩ばっか見てたやろ！

ま、気持ちはわからんくもない。

その後、瀞峡を抜けると、空が広がって、少しずつ瀬も出てきました。

常に先頭を漕いでくれたテカポさん。

透明度の高い熊野川

時間が早く昼食には早かったので、気持ち良さそうな河原でしばしの休憩。

小雨も降って肌寒い位の気候でした

この後、ゴールの小川口まで、もうすぐ。

ゴール地点までは、ホーリーと艇を交代してアルピナ１で向かいます。

やっぱりアルピナ１は緊張する。。

そして、小川口に無事にゴール！

小川口周辺の鮎釣り師の数にはちょっとビックリしましたが、何より無事にゴールできて良かったです。

この後は、片付けを済ませて、kappaさんの車で田戸へ戻り、道の駅おくとろでバイキングを食べて帰路へ。

テカポさん、kappaさん、回送の手配、段取りなど、すべてお任せしてしまってすいませんでした！

非常に、スムーズに過ごすことができて、本当に感謝です！

また是非是非、ご一緒してください。＾＾

最後に。

今回、久しぶりに訪れた熊野川。

やはり、河原の広さが大きく変化していたり、河原も石が押し上げたられたように背が高くなってる印象がありました。

そのために、流れや瀬の状況も変わってしまった箇所もあるようでした。

でも、川の透明度や気持ち良さは変わらない熊野川。

そして、数は少なく感じましたが、漕いでいるとすれ違うジェット船。

お客さんを運んで颯爽と進んでました。

ゴール地点の小川口にも、たくさんのバスツアーの方がジェット船に乗り込んでいきました。

道中の大台ケ原では、ヒルクライムのイベントもやっていて、たくさんの人がアップされていたり、受付のある駐車場もいっぱいになってました。

何と言うか、すごく活気がありました。

地元の方々の苦労と努力を考えると、感慨深いものがありますが、こうして遊ばせていただける環境を整えていただき、本当に感謝しております。

私に出来る事は、この地域でめーいっぱい遊んで、お金を使う事。

そして、また遊びにくること。

そんな事くらいしかできませんが、少しずつだけでも大好きな地域に貢献できたら幸せです。

今年、なかなか機会が作れずにいたところ、お誘いいただいたテカポさんには本当に感謝。

また、みなさん一緒に遊びに来ましょうねー！

おわり