見事、紅葉タイミングにぶち当たった三連休。出来ればアルプス方面に出掛けたかったけど、連休初日が仕事だったこともあり、日～月曜の2日間を利用して、近場でのオートキャンプ＆登山を楽しんできました。

最初は景観の良い場所でゆったりオートキャンプもいいねーと話してましたが、やっぱ山も行きたいな・・ということで、選んだのが奈良県大峰山系の大普賢岳の登山口でもある和佐又キャンプ場。
キャンプ場も、大普賢岳もどちらも行ってみたかったけど、なかなかタイミングが合わず、逃していた場所だったので、良い機会でした。＾＾

日曜の朝、9時半過ぎに自宅を出発し、キャンプ場に到着したのは12時頃。勝手に3時間はかかる・・と記憶してましたが、意外と近いことが判明。以前、大台ケ原に行った時に、遠いイメージが植えつけられてたのですが、十分日帰り圏内でございました。

到着した和佐又キャンプ場は、気持ちいい芝生のフリーサイト。雨の後だったので、水溜りの出来てる場所もありましたが、空いていたので、一番被害の少なそうな場所に設営できたので、良かったです。
ちなみに、オートサイトは直火もＯＫ。でも、芝生だから、気はすすみません。。＾＾；

何組かのキャンパーさんがいる中で、登山目的の方も多く、車中泊や山岳テントで泊まられてる方々もいらっしゃいましたので、夜遅くまでワイワイという雰囲気はありません。
私達も、翌朝は早朝出発の予定だったので、早めに就寝いたしました。

初日の天候は、雨が降ったり止んだり、時に青空が見えたりの不安定模様。とにかく、明日の登山時と、焚火の時間だけは晴れてくれー！と祈ってたら、夜には雨も止み、満点の星空が拝めたのでした。＾＾

ただ、夕方以降は風が強かったです。一度、強烈な突風が吹いた瞬間には、前のサイトのランタンスタンドが倒れるという事件が・・。
キャンパーさんがいらっしゃるとばかり思ってたのですが、実は無人だったようで、
「あかん！テント燃えてる！」
というホーリーの声で、サイトを見ると、テントが燃えてる・・というか、めっちゃ明るく輝いてる！
ダッシュするホーリーの後を追い、倒れたランタンを直すと、幸い火が残ることはなかったですが、幕帯ががっつり燃えておりました。＞＜
ちなみに、幕帯はSHANGRI-LA 3だったのですが、中のネストも燃えてました。。

サイト主さんが戻ってこられたので、事情を説明すると、かなりショックを受けておられました・・。
野外ですので、何が起こるかわかりませんよね。ランタンも火ですので、放置されたままは危険だと思われます。
みなさんも、ご注意くださいませ。

と、急に突風が吹いたりもする和佐又キャンプ場でありますが、全体的には非常に気に入りました。
車の乗り入れ可能で、気持ちよいフリーサイト。もう少し広ければ、もっといいなーとか、もう少し景色が広がってたら、もっといいなーとか、贅沢な希望はありますが、かなり良い場所でした。
大台ケ原も近く、大普賢岳の登山口ということもあり、登山の帰りや前泊にも最適、もちろん登山目的ではなくても、気持ちよく過ごせる場所だと思うので、今後も利用したいです。

翌日は4時半起床の予定が、寝坊して5時20分起床。しかも雨。それでも、体を起こして、撤収準備。雨と言っても、霧雨のような感じなので、しばらくすれば止みそうではありましたが、まさかの天気にちょっとガックシ。
雨だと写真を自由に撮れないがネックなんです。一応カメラカバーも持ってるけど、レンズが曇ってしまうことが多いし、大半は防水装備をしてザックに入れっぱなしで歩くことになってしまうのが、残念なところ。
だから、やっぱり晴れた中を歩きたいのですよね。

なんて思いながら、ゆっくり朝食を取っていると次第に明るくなる空。
そろそろ止みそうだなーと、濡れたままの幕帯を撤収し、お手洗いなどを済ませて、出発準備にかかっていると、知らぬ間にピーカンの青空。
まさに、ヤッター！です。＾＾
予定よりも出発時間が遅れてしまいましたが、雨装備はゼロでの出発となりました。

今回登るのは大普賢岳。和佐又山キャンプ場から大普賢岳を通過し、七曜岳、無双洞などを経て、再びキャンプ場に帰ってくるという周回ルートです。
休憩なしで記載されてるコースタイムが6時間、アップダウンもかなり激しいらしいので、気合を入れて出発しましたが、確かにしんどかったです。＾＾；

朝7時40分ごろにキャンプ場を出発し、2時間ほどで大普賢岳に到着。その間に、朝日窟や笙の窟など自然岩窟に作られた大峯修験の行場を過ぎていき、見ごたえあるのですが、雰囲気が伝わるような写真を撮るのが難しかったです。

大普賢岳までは今回の工程の約3分の1。少し下った後の緩やかな奥駆道の歩きでは、紅葉もチラホラ見れて、非常に気持ちよかったです。
その後は、また激下りだったり、登りだったりと、道の変化が激しかったですが、一番辛かったのは、七曜岳を過ぎ、奥駆道を外れてからの無双洞への下り。。表示に従って左へ下った辺りから、木の根っこ地獄で、雨の後で更に滑りやすい下り。鎖場などは程よい緊張感が楽しめますが、こういう下りは神経使うから嫌ですー。＞＜
あー、しんどかった。。
と、無双洞に到着したら、ここからは最後の登り。後半に、かなり急な鎖場が出てきますが、足場もしっかりしてるので、落石や濡れた岩などで滑らないよう注意すれば問題ないと思います。
ただ、事故も多いのは事実なようです。ちなみに、時計回りに周回すると、ここが下りになるので、ちょっと嫌やな・・。

この登りの後は、歩きやすいなだらかな道が和佐又コルまで続きます。んで、コルまでくれば、キャンプ場まで、もう一息。
結局、キャンプ場に帰ってきたのは14：45と、約7時間の山行が終了しました。

関西の山をガッツリ歩くのは、久しぶりでしたが、かなり疲れました～。結構、体力のいるルートだと実感。
ホーリーは、最初の和佐又コルまでが一番しんどかった・・って、最初の10分やん！って突っ込みましたが、後は大丈夫やったそうです。
私は、まだまだトレーニングが足りないと実感。日々、精進いたします。。

にしても、ここは鎖場や岩場の登りもあって、面白いコースやったなー。
いつか、逆周りにも挑戦してみたいです。＾＾

今回のお気に入り。
大峰山系の独特な空気が写りこんでるような気がする1枚。
と、自画自賛。（笑）

コースタイム：和佐又山キャンプ場7：42→大普賢岳9：46→七曜岳11：25→（昼食）→無双洞13：17→和佐又山コル14：35→和佐又山キャンプ場14：45

おわり

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