1泊で敗退を決めたバックカントリーの続き。
朝起きて、テントを撤収し、パークロードを目指して歩いていきます。キャンプした場所からの歩きは思ってた以上にめっちゃくちゃ順調。GPSの軌跡を見てもらってもわかりますが、初日はパークロードの途中から森を抜けて歩いたり、湖に寄り道をしたので、めっちゃ遠回りだったんですが、サベージリバー沿いを歩いていくと3時間ほどで、出発地点のサベージリバーキャンプ場の近くまで帰ってきました。。
初日歩いた距離が11.2キロに対し、帰りは7.9キロだったという、単純な距離の差もありますが、一番大きかったのは歩いた場所の状態ですね。
サベージリバー沿いは、地面もしっかりしてて、ブッシュを掻き分けるような場所はほとんどなく、まるで樹林帯に挟まれたトレイルのような道でした。
もしもユニット4に、正解、不正解があるなら、絶対この川沿いが正解ルートだろうな・・と思わせる感じ。(笑)
ま、そもそもトレイルがなく、自由に歩くことができる事が魅力なので、ある意味不正解の場所を目指して歩けて良かったと思います。もし、このサベージリバー沿いから進んでたら、このトレイルみたいなのに誘導されて、自分達でルートも考えずに歩いちゃってたかもしれません。
だから、自分達が選んだトレイルに後悔はなし!
・・ただ、帰りがあまりにも順調だったもんで、昨日も、この道から歩いてたら、もっと快適なキャンプ場所まで歩けてたんじゃ?とか、もしかしたら症候群になってたことは否めませんけど。^^;
その後、キャンプ場を通り抜けてパークロードまで出ると、タイミング良くキャンパーバスが通ったので、すぐに駐車場まで帰れました。
ちなみに、バックカントリーの帰りは、バスに空きがあればパークロードのどこからでも乗ることができます。手を上げてタクシーの様に止めて乗り込みますが、行きと同じく荷物が多い乗客専用のキャンパーバスしか乗ることができませんので、ご注意ください。
13:30頃、駐車場に帰還。無事に車まで帰ってこれて良かったけど、達成感が微妙にないので、何とも言えない気分でした。
その後、ライリークリークでコインシャワーに入り、BICにフードコンテナを返却に行きました。
「本当は明日までだけど、今日返します。」
「なんで?」
「熱があるので・・」
なんて、レンジャーさんに無駄な嘘をついて、私達のバックカントリーは終了しました。
あ、今書いてて、めっちゃ切なくなってきたなぁ。。
その後、天気も絶好調に良かったので、ほんとに、もう一泊すれば良かったなぁって、思いすぎる程思います。
仕方ないって、わかってるけど、決めたのも自分達だけど、今だにアラスカの事を考えるとその後悔が出てくるのです。
ちゅうか、もう一回行ったら、ユニットの空き状況にしても、タイミングにしても、もっと段取りよく手続きできる自信があるし、ユニットの選び方も、地図を見てもっと慎重に選らぶことができるだろうし、心構えも違うだろうし。。
頼むから、もう一回行かせてくれ~!!
と切に思う二人であります。
検索で「デナリ バックカントリー」とか入ってると、「行く人が調べてるのかなぁ~!羨ましい~」と、嫉妬心でいっぱいになります。(笑)
何としても、もう一回行ってやるぜ!デナリ国立公園!今度はもっと奥の絶景の場所まで!
首洗って待ってな。
と、負け犬の遠吠えは、この辺にして・・(笑)
この後、再びWilderness Access Centerにて本日泊まるキャンプ場の手配。空いてるキャンプ場も少なく、時間も時間だったので、選択肢はほとんどなかったけど、初日に泊まったライリークリークの車乗り入れサイトにしました。
サイトに入って、昨日濡れたレインウェア、ザック、テントなどを干してから買い物。辺りはすっかり快晴です。。
その後も、天候は崩れることなく、ホーリーの登山靴以外のアイテムは全て乾燥させることにも成功し、最高のバックカントリー日和(←しつこい?^^;)で1日が終わりました。
何となく不完全燃焼ではあったけど、この日はゆったりと焚き火&キャンプを楽しんで、キャンプ場に設置されたフラットな区画サイトで熟睡。
・・・のはずが、アラスカに到着して一番の寒波の夜。
そして、夜の間に、くすぶってた風邪が一気に爆発した私。。
「インフルエンザか?肺炎かも?」
なんて、震える体と、止まらない咳にドキドキの夜を過ごし、ほとんど眠れずでした・・。
私の咳がこだましてたライリークリークキャンプ場の夜。
翌朝は、デナリのもっと奥地までバスでピストンするか、ライリークリークの近くのトレッキングコースを歩くか・・という案もありましたが、全く却下。
「最悪の事態になったら、病院に行けるようにアンカレッジまで帰りたい」
という私のセリフに、目が飛び出る位にビックリするホーリー。
デナリ国立公園を満喫するという目標を達成できぬまま、仕方なく朝からデナリを出発する私達でありました。
つづく。
Unknown
あいや~めっちゃイイ天気じゃないですかー
星空もスゴそう!
もう一泊すれば良かったのに(傷塩)
でも仕方ないよね折れちゃったんだから。心が
楽しそうじゃなかったんでしょ?
いくら天気が良くても楽しくなければダメです。
気分が乗らなければ行ってもつまらないだけ。
と私は思うようにしています。
でもそういう時の晴天って引きずるんですよね。
良質イメージ広がるんですよね^^;;
まぁそういう経験を積んで折れ難い心を作りましょう。
固い心じゃなく、折れないくらい柔らかい心(お前がゆーな)
なんかハイペースだけど後89回は楽しみにしてていいんですよね?
コメントありがとうございます!
☆バロンパパさん☆
>>もう一泊すれば良かったのに(傷塩)
グイグイ塗りますね~。(笑)
自分であれだけ言ったら、誰も言わないかなぁって、甘えてたけど、
さすがですね。
痛いとこ突く名人。(爆)
・・そうなんですよね、折れた心はなかなか、戻りません。。
どんどん天候が良くなる空を見ながら、2人とも思う部分はあったのですが、
お互い「戻ろう」って口には出せなかったんです。。
>>気分が乗らなければ行ってもつまらないだけ。
私もそう思う!
>>でもそういう時の晴天って引きずるんですよね。
そして、これも、私もそう思う!^^;
誰もいない見晴らしの良いサイトで、ひっそりと野営、
空には満点の星、タイミングよく現れたオーロラに目を奪われ・・
なんて、妄想しちゃうわけですよね。。
ま、またの機会を楽しみにしとこー。
>>固い心じゃなく、折れないくらい柔らかい心・・
これ、すごい納得です。ガツンと来ました。
何に対してでも、生きていく上で、大事ですね
芯があるけど、柔らかいって、広いなー。
憧れです。
う~ん。。ヤバイな。今後、酔ったら誰かに言いそうだな。
「違うでー!折れへん位に柔らかい心を持つんやで!」
とか・・。(笑)
あ、ハイペースばれました?(笑)
一応、自分のモチベーション持続のために、年内に序幕は完了
させようかと・・。
第二幕へと続く予定(希望)です。^^;
すごいですね!
今年の夏アラスカに行こうと思ってサーチしててこちらのブログに行きあたりました!
Exit氷河やデナリでキャンプなど行きたいと思っているところもドンピシャで楽しく読ませていただき&参考にさせていただいています。
特に、このバックカントリーコラム?が面白くってついコメントしてしまいました。
キャンプは始めたばっかりなのでちょっとビビっているのでとてもバックカントリーは無理ですが
写真のようなマッキンリーや素敵な景色が見れるといいなと思っています。ありがとうございます♪
コメントありがとうございます!
なのはなさん
コメントありがとうございます、
つたない日記も読んでくださったのですね、嬉しいです!
そして、少しでも参考になれば幸いです!
マッキンリーは、大きくて見えると本当にテンション上がりました!
デナリキャンプだったら、是非、ワンダーレイクのキャンプ場を予約してみてください!
私も、泊まってみたかった・・。
アラスカ、良いですねー。
めっちゃ羨ましいです。
お天気に恵まれて、楽しまれますように!