アラスカ旅行記 デナリ国立公園までの道のり

2009年9月5日(土) アラスカ滞在5日目
デナリ国立公園までは、パークスハイウェイという道を北上。この道は、アンカレッジとフェアバンクスの二大都市を362マイルでつなくハイウェイで、途中のアンカレッジから237.4マイル地点にデナリ国立公園へのエントランスがあります。この道は、景色の良い道としても有名で、天気が良ければマッキンリー山も見ながら走ることができるハイウェイなのです。
本日、走る距離は約180マイル。そして、このドライブが凄かった。。
どんどん北上するに当たって、日本では味わえない雄大な景色が広がる上に、マッキンリー山もばっちり拝むことができました。^^
マッキンリー山は、植村直己さんが、亡くなった山として御存知の方も多いと思いますが、雲に隠れていることが多く、運が良くないと見れないことで有名。
アラスカでは、黒潮の暖流が雲をつくり、雪を降らせ、氷河となりますがアラスカ氷河の北限は、マッキンリー擁するアラスカ山脈で、ここを超えた内陸部は、降水量も少なく乾燥し、夏は暖かくなるので雪が解けてしまうのです。
ということで、雲が関止めされるから、マッキンリー全体を見れるのは珍しい事らしいです。
(ちょっと引用させてもらいました。^^;)

規模は違うけど、日本でいう富士山みたいなもんでしょうか。それが、私達が訪れた時は、超快晴、クリアな空で、「見えない日あるの?」と言いたくなるほどハッキリと見ることができました。
実は、この山を見ることが、今回のアラスカ旅の目的のひとつでもあったのです。現地では、デナリ(国立公園と同じ名前で、ちょっとややこしい^^;)と呼ばれていて、先住民デナッイア族の言語で「白き偉大なるもの」という意味だそうです。そして、標高6194mのその山容はまさに偉大そのものでした。
見えた瞬間にそれとわかる圧倒的な存在感は今までで見た山の中でダントツ。
冗談でも、登りたいなんて口にしてしまうと、山に踏み潰されそうな威圧感もあり、拝むだけでも十二分に価値のある山でした。

世界五大陸最高峰って、見るだけでも本当にすごい。
最高峰のエベレストなんて、どんな迫力なんでしょう。機会があれば、この目で見てみたいもんです。
ちなみに、エベレストの標高はマッキンリーより2700mも高いけど、チベット高原からの比高は3700m程度、それに対してデナリのふもとからの比高は5500mだそうです!
それを知ると、あれだけ大きな山体が拝めたのも納得。麓から5500m突き出たマッキンリーは本当に大きかった。。

景色に圧倒されつつ、ビューポイントで停車しまくり、写真撮りまくりで、進んでいったものだから、デナリに到着したのは、予定よりオーバーの11時半ごろ。
デナリ国立公園に到着してから、今日泊まる公園内のキャンプ場の手配や、明日の予定の手続きをしなきゃいけないのですが、何ともすごい人・人・人。
で、やっと気づきました。今日が土曜日だってこと。^^;
アラスカ旅行の計画を立ててる時から、全く気にしてなかった曜日ですが、よく考えたら、週末の方がそりゃ人は多いだろうな。。
そんな中でも、何かと手続きを終了させ、この日は、予定通り公園入り口にあるライリークリークキャンプ場のサイトを確保することができました。
このライリークリークは、A、B、Cの3種類にわかれており、Aは大きなサイズのキャンカー用、Bはノーマルサイズのキャンカーや、普通車用、Cは車の乗り入れ不可のWALK-INサイト。
価格もそれぞれ異なってますが、今回、私たちが取れたサイトはCのWALK-inサイト。
本当は、Bサイトが良かったんだけど、既に満員。Cしか空いてなかったのですけど、ま、値段も1番安いし問題なしです。
ビジターセンターにてサイトの確保と1サイトの料金$14の支払い。公園の入場料$5も、このときに一緒に支払います。
基本的に、Cサイト内であれば、空いてるサイトを自由に選ぶことができます。
ちなみに、公園内で、一般車両の乗り入れができるのは、このライリークリークとサベージリバーキャンプ場のみ。そこから先は、公園のシャトルバスや、営業許可を有するバスしか乗り入れすることができません。上高地みたいなもんですね。
次回の記事で、もう少し詳しくデナリ国立公園のこと、明日の予定のことなんかをアップする予定ですので、もうしばらくお待ちください。

で、サイトに入って落ち着いた後は、再び公園を出て、パークスハイウェイ沿いで買い物や、ランチタイム。
公園内のライリークリークには、食料や、飲み物、アルコール、薪、お土産など、いろんな物が売ってるグロッサリーがありますが、割高なのです。ま、公園内での買い物はここしかないので、妥当と言えば妥当。
移動手段がない人は仕方ないですが、車などがある人は外で買った方がお得です。
ま、外もアンカレッジ市内よりは高値設定ではあります。

そんな感じで、やっと到着したデナリ国立公園。写真を見てもわかるように、樹林帯に囲まれたキャンプサイトからの見晴らしはゼロ。昼間は20度近かった気温も夜には5度前後、朝方には0度位まで下がったようです。夜には星も見れましたが、樹林帯の中ではなく、もっと広い空で星空を仰ぎたかったな。
ま、今日の1番はやはりパークスハイウェイでのマッキンリーの眺め。
明日は、今日よりも、もっとステキに景色に出会えますように・・。






























【参考】1マイルは約1.6キロメートルとなります。

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アラスカ旅行記 デナリ国立公園までの道のり” に2件のコメント

  1. マッキンリー迫力!!
    雄大なマッキンリー  比高でみると
    そんなに高度差があるんですか。
    だからこそこれほどまでに迫力ある存在なんですね。

    それにしても山容はこうした晴天の下で見ると
    荒々しさの中にも穏やかに見えますが、
    植村直己さんが登ったのは厳冬期。
    そんな山に一人で挑んだんですよね。
    当時、消息を絶ったというニュースを聞いて
    あの人ならきっと笑って帰ってくるだろうって
    ずっと思っていたのでした。

    私も植村直己さんの本を読んで、山が好きになった
    そんな一人です。

  2. コメントありがとうございます!
    ☆tekapoさん☆

    コメント大変遅くなってごめんなさい!!

    この連休は楽しまれたようですね~!
    また、続きも楽しみにしておりますね。^^

    そして・・マッキンリー、近くで見ると、本当にすごい迫力で素晴らしい眺めでした。

    そっか、テカポさんは、植村直己さんの本を読んで、山が好きになられたのですね。。
    秋でも、すごい存在感の山なのに、厳冬期なんてどんな雰囲気になるんでしょう!
    想像もつきません・・。

    植村直己さんの本は読んだことないです!
    探して読んでみよ、オススメがあったら教えてくださいね。

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